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【豊中市】吹き付けタイルとは? 魅力と劣化症状・補修方法、会社選びのポイント
2025.11.02
スタッフブログ

箕面市・池田市・豊中市・北摂エリアにお住まいの皆様、こんにちは!
地域密着の屋根塗装・外壁塗装・雨漏り・防水工事専門店のショーワペイント(プロタイムズ箕面店)です。
「吹き付けタイル外壁のひびや色あせが気になるけど、どんな補修方法があるのかわからない」
「豊中市で、吹き付けタイル外壁のメンテナンスをまかせられる会社はどこ?」
築20年前後の住宅でよく見られる「吹き付けタイル」外壁は、独特の風合いと模様が特徴的ですが、年月とともにひび割れや色あせなどの劣化が目立ってきます。
吹き付けタイル外壁は、通常の塗装仕上げとは異なる特性を持つため、適切なメンテナンス方法を知ることが長持ちさせるポイントです。
この記事では、豊中市にお住まいの方に向けて、吹き付けタイル外壁の劣化症状の見分け方や最適な補修方法についてわかりやすく解説します。
また、豊中市で信頼できる外壁塗装会社の選び方も紹介しますので、これからメンテナンスをお考えの方はぜひ参考にしてください。
1.「吹き付け仕上げ」の種類と吹き付けタイルの魅力

外壁塗装といえば、ローラーや刷毛で塗る「塗装仕上げ」が一般的ですが、もうひとつの代表的な方法に「吹き付け仕上げ」があります。
この吹き付け仕上げは、専用の機械で材料を霧状にして壁に吹き付ける方法で、独特の質感や模様を表現できるのが特徴です。
住宅外壁に使われる吹き付け仕上げにはさまざまな種類があり、それぞれに異なる風合いや性能があります。
ここでは、住まいの外観を美しく保護する吹き付け仕上げについて詳しく見ていきましょう。
吹き付け仕上げとは?
吹き付け仕上げとは、専用のスプレー機械を使って塗料などを壁面に吹き付ける「吹き付け工法」によって得られる外壁の仕上がりのことです。
この工法では、圧縮空気の力を利用して塗料を細かい粒や霧状にし、壁に均一に噴射します。
吹き付け仕上げには、以下のような3つの種類があります。
| 種類 | 特徴 | 塗膜の厚さや質感 |
| リシン | 細かい骨材※入りのざらざら仕上げ | 薄膜で砂壁のようなざらざら感 |
| スタッコ | セメント系骨材で大柄な凹凸をつくる | 厚膜で重厚感のある凹凸模様 |
| 吹き付けタイル | 複層の樹脂塗材で滑らかな凹凸 | 厚膜で滑らか、クラックに比較的強い |
※骨材(こつざい)とは、塗料やモルタルに混ぜる砂や石などの粒のこと
リシン

専用のスプレーガンで、砂や細かい石などを混ぜた塗料を吹き付けて仕上げます。表面がざらざらしており、砂壁調の落ち着いた風合いを表現できます。
- メリット:軽やかでシンプルな印象/コストを抑えやすい
- デメリット:塗膜(塗料の膜)が薄いため耐久性に弱く、汚れやカビがつきやすい
スタッコ

セメント系の材料や大きめの骨材(大理石・砂など)を混ぜ合わせた塗材を、吹き付け機やコテで厚く塗りつけて仕上げます。大きな凹凸ができ、重厚感のある立体的な模様が出せます。
- メリット:厚膜で耐久性が比較的高い/存在感のある外観デザインが可能
- デメリット:凹凸が深いため汚れやカビがたまりやすい/補修や再塗装の際に模様を復元しにくい
吹き付けタイル

骨材をほとんど含まない樹脂系の塗材を、スプレーガンで「下塗り・中塗り・上塗り」と複層に吹き付けて仕上げます。下地・中間・表面層の重ね塗りにより、厚みのある硬質な塗膜を形成します。
陶器のように滑らかで上品な質感をもち、模様のパターン(吹きっぱなし・ローラー押さえ・凹凸仕上げ)を自由に調整できます。
- メリット:厚膜でひび割れに比較的強い/高級感のある外観に仕上げやすい/多様なデザイン表現が可能
- デメリット:材料費や施工コストがやや高め/職人の技術差によって仕上がりにムラが出ることがある
吹き付けタイルの特長とパターンの種類
吹き付けタイルは、吹き付け仕上げの中でも特に人気の高い仕上げです。
その理由は、仕上がりのパターンが豊富で、デザインの自由度が高い点にあります。
スプレーガンの吹き付け方やその後の処理方法を調整することで、凹凸感を強調したり、滑らかで上品な質感を演出したりと、多彩な表現が可能です。
また、厚みのある塗膜によって耐久性にも優れており、美観と性能を兼ね備えているのも大きな魅力です。
<吹き付けタイルの模様パターン>
吹き付けタイルのパターンには主に以下の3種類があります。
| パターン | 施工方法・特徴 | 塗膜の状態・見た目 |
| 吹きっぱなし(中粒仕上げ) | 吹き付けたまま仕上げ、凹凸をそのまま残す | 粒の形状がはっきり残り、自然で立体的な凹凸感がある |
| ローラー押さえ(押さえ仕上げ) | 吹き付け後、ローラーで凹凸を軽く押さえる | 凹凸が少なくなり、全体的に滑らかで落ち着いた印象 |
| 凹凸仕上げ(コテ押さえ仕上げ) | 吹き付け後にコテなどで部分的に凹凸を処理 | 凸部を抑えることで質感が調整され、高級感のある仕上がりに |
吹き付けタイルはパターンによって見た目は異なりますが、いずれも凹凸部分に汚れやカビが付きやすく、経年で色あせや劣化が進行します。
特に凹凸が深い仕上げは汚れが溜まりやすく、補修の際に模様を再現するのが難しい場合もあります。
そのため、どのパターンであっても定期的な点検と早めのメンテナンスが長持ちのポイントです。
2.吹き付けタイルに起こりやすい劣化症状

吹き付けタイルは美しい見た目が特徴ですが、時間の経過とともに劣化してしまいます。
豊中市でも築20年前後の住宅では、ひび割れやチョーキングといった症状がよく見られます。
ここでは、吹き付けタイルの劣化症状や防水性低下の影響について解説します。
主な劣化症状
吹き付けタイルの主な劣化症状は以下のとおりです。
| 劣化症状 | 症状の詳細 |
| チョーキング | 塗膜が劣化し、手で触ると白い粉がつく現象 |
| ひび割れ(クラック) | 幅0.3㎜以上のひび割れや亀裂は早めの補修が必要 |
| 塗膜の剥がれ | 塗膜が剥がれて落ちる |
| 浮き(密着不良) | 塗膜が下地から浮き上がる |
| カビ・コケ | 凹凸に付着しやすく美観を損なう |
| 色あせ・変色 | 紫外線で外壁の色やツヤが劣化 |
外壁の劣化症状は、見た目が悪くなるだけでなく防水性が低下している証拠です。
これらの劣化症状が外壁に見られた場合は、できるだけ早く外壁の状態をチェックしたり、メンテナンスすることが望ましいといえます。
防水性が低下すると何が起きる?
吹き付けタイルの防水機能が低下すると、住まいにさまざまなダメージが生じます。
経年変化や気象条件により外壁に亀裂や塗膜の剥離が発生すると、雨水が下地や構造体にまで達し、建物の耐久性に影響を与える可能性があります。
<防水性低下による建物への主な影響>
- 壁内部への水分浸透による構造材の腐食
- 室内の湿気増加によるカビの発生と健康被害の恐れ
- 美観の低下と資産価値の低下
防水性能の低下は単なる見た目はもちろん、住宅の寿命を縮める重大な要因となるため、定期的な点検とメンテナンスが不可欠です。
早期発見・早期対応が建物を長持ちさせるカギとなります。
当店では、「外壁劣化診断士」が、普段目につかない細部に至るまで丁寧に点検します。住まいの状態を正確に把握したい方は、ぜひご相談ください。
3.劣化度合いで変わる工事内容と費用の目安

吹き付けタイルは、傷み具合によって必要なメンテナンス方法が異なります。
豊中市でも、川沿いの住宅地や幹線道路沿いの住宅地では、湿気によるカビや藻の繁殖、排気ガスによる汚れが付きやすい環境です。
そのため、吹き付けタイルの凹凸部分には汚れがたまりやすく、定期的な点検とメンテナンスが特に重要です。
ここでは、劣化度合いに応じた工事内容と費用の目安、そして外壁のメンテナンスを楽にしたい方に向けた「塗装仕上げに変更する」という選択肢についても解説します。
劣化度合いで工事内容が決まる
劣化度合いに応じて下記のような工事を行なう必要があります。
| 劣化度合い | 代表的な工事内容(単独または組み合わせて行なう) |
| 軽度の劣化 | 高圧洗浄塗り替え |
| 中度の劣化 | ひび割れ補修再塗装(補修後に塗装を行なうのが一般的) |
| 重度の劣化 | 下地補修吹き付けパターンの復旧(広範囲ではセットで実施) |
軽い汚れや表面の色あせ、チョーキング程度の場合は、高圧洗浄やクリーニングで汚れを落とし、その後塗り替え・吹き付け工法による仕上げを行ないます。
ひび割れ(クラック)や塗膜の剥がれが見られる場合は、ひび割れの補修をしてから再塗装します。
補修用の樹脂注入やパテ埋めを行なった後、耐久性の高い塗料で塗り替え、吹き付け仕上げを行なうのが一般的です。
広範囲にわたる劣化が進行している場合には、左官工事で下地補修を行ない、モルタルの再塗りや吹き付けタイルの模様復旧処理を行ないます。場合によっては、全面張り替えや大規模修繕が必要になることもあります。
費用の目安と変動要因
吹き付けタイルの再塗装の費用は、一般的な30坪(塗装面積約100㎡)の戸建住宅で概ね60万~150万円程度が相場です。豊中市の住宅でも同程度の費用感となりますが、劣化の進行度や建物の形状によって変動します。
この費用には足場設置、高圧洗浄、下地補修、塗料代、施工費用を含みます。
費用変動の要因は以下のとおりです。
- 使用する塗料の種類やグレード
- 塗装面積や建物の形
- 外壁の劣化状況や補修の必要性
- 足場設置費用
選択する塗料のグレードが高くなるほど、耐久性や機能性も上がるため、工事費用は高額になる傾向があります。
また住宅の規模が大きかったり外壁の劣化が深刻だったりするケースでは、メンテナンスにかかる金額が増加する傾向にあります。
塗装仕上げに変更するという選択肢
外壁の手入れを簡単にしたい場合、吹き付けタイルを塗装仕上げに変更し、凹凸模様をなくすことも検討する価値があります。
吹き付け工法で生まれる凹凸面は独特の美しさがある一方、その溝に汚れが蓄積しやすく清掃が難しくなります。
対して塗装仕上げでは平滑な表面が形成され、メンテナンスの手間が大幅に軽減されるからです。
<メリット>
- 汚れが付着しにくい滑らかな壁面を実現
- 洗浄作業が容易になり維持管理が簡単
- 塗料の飛散が少なく周辺環境に配慮可能
<注意点>
- 吹き付けタイル特有の凹凸模様がなくなり、風合いが変わる
- 一度平滑にすると、将来模様を復元するのは難しい
- 凹凸をならす下地処理が必要な場合、費用が高くなることもある
住まいの見た目を変えることになりますが、長期的な維持管理の負担を軽減したい方にとっては、理想的な解決策となります。
ただし、一度平滑にすると元の凹凸模様には戻せず、施工内容によっては下地処理の手間で費用が高くなる場合もあります。
そのため、施工前に塗装会社と十分に相談し、サンプルなどで仕上がりイメージを確認することをおすすめします。
当店では、適正な塗料使用量や乾燥時間を守り、耐久性の高い美しい仕上がりにこだわっています。
塗装仕上げへの変更を検討される際も、丁寧な施工で安心しておまかせいただけます。
ご質問やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
4.豊中市で塗装会社を選ぶときの注意点

豊中市で吹き付けタイルのメンテナンスを依頼する際は、塗装会社選びで注意するべき点がいくつかあります。
- 吹き付けタイルの施工実績があるか
- 見積書に「下地処理」や「補修方法」の記載があるか
- 地域密着型でアフターフォローが充実しているか
それぞれの注意点について解説していきます。
吹き付けタイルの施工実績があるか
吹き付けタイルは高度な技能が必要な作業であり、施工会社の実績確認が不可欠です。
均一な模様や適切な厚みを実現するには、施工現場で培ったスプレー技術や模様復元のノウハウなど専門的経験が必要だからです。
技術や経験が不足していると、仕上がりのムラや不具合を招きやすいため、多様な現場経験を積んでいる会社に依頼することが、トラブル防止につながります。
また、施工実績が豊富で口コミ評価をホームページで公開している会社であれば、
- 過去の施工写真で仕上がりの質がわかる
- 顧客からの評価が確認できる
- 現場ごとの状況に合わせた対応ができる
といったことが期待できます。
会社選びの際に、施工実績や口コミを確認することで、その会社が下地処理からアフターフォローまで丁寧に対応してくれるかどうかを判断できます。
信頼性の高い会社を選定することが、満足度の高い工事につながります。
見積書に「下地処理」や「補修方法」の記載があるか
塗装工事の見積書では、下地処理や補修方法が具体的に記載されているか確認することが重要です。
「塗装工事一式」のようなあいまいな表記は避けるのが無難です。「一式」表記では、実際の作業内容・範囲が不明瞭なため、希望と異なる施工となるリスクがあります。
具体的には、以下の内容が記載されているか確認しましょう。
- ひび割れや剥がれの補修方法が具体的に書かれているか
- 「一式」ではなく、作業内容が詳しく記載されているか
- 下地処理や補修が塗装工程とは別に明記されているか
作業内容が詳しく書かれた見積書を出してくれる会社なら、安心して工事をまかせられます。
また、追加料金が発生しにくいので、後から費用でトラブルになる心配も少なくなります。
地域密着型でアフターフォローが充実しているか
塗装会社選びでは、地元に根ざし長期的なサポート体制が整った会社を優先すべきです。
地域に精通した会社は現地の気象条件や環境特性を熟知しており、それに適した素材選定や施工技術を提案できます。
また、拠点が近いため緊急時の対応力が高く、継続的なサポートが可能です。
地域密着型の会社の多くは、以下のようなメリットがあります。
- 地域特有の気候に合わせた最適な工法・材料の選択
- 工事完了後の不具合発生時にも迅速な訪問対応
- 仲介業者を介さないため適正な価格設定が実現
外壁塗装は工事して終わりではなく、その後の点検やアフターフォローも大切です。
家を長く守り、美観を維持するためには、長期的にサポートしてくれる会社を選ぶことが重要です。
地域事情に通じ、アフターケアを大切にする地元の会社を選ぶことで、費用対効果の高い施工と安心の保証が得られます。
5. 吹き付けタイルの点検・メンテナンスはショーワペイントにおまかせ!

吹き付けタイルは、下地・中間・表面層の重ね塗りによる厚みのある硬質な塗膜が特徴で、凹凸模様による美しい外観と耐久性を兼ね備えています。
一方で、凹凸模様は汚れやすいため、適切なメンテナンスが欠かせません。
まずは建物の現状を正しく把握することが大切です。
劣化の程度によって、必要な補修や費用は大きく変わってきます。
ショーワペイント(プロタイムズ箕面店)では、詳細な建物診断と豊富な施工実績をもとに最適なメンテナンス方法をご提案します。
吹き付けタイルの風合いを活かす施工はもちろん、塗装仕上げへの変更も可能です。
さらに「W工事保証」とアフターフォローで、工事後も安心が続きます。
<ショーワペイントの強み>
- 豊富な施工実績:豊中市を中心に数多くの施工事例を公開
- 写真付き報告書:工事内容をわかりやすくご説明
- W工事保証:施工会社(当店)と塗料メーカーによる二重の安心保証
まずは無料の建物診断からお気軽にご相談ください。